2019年度事業報告書(2019年4月1日から2020年3月31日まで)
T事業の実施状況
a.2019年度(32期生)外国人奨学金支給状況
外国人奨学生:2名 男子1名 女子1名
月 額:7万円
b.2019年度(6期)日本人奨学金支給状況
日本人奨学生:4名 男子2名、女子2名(補足:内1名が2019年4月に辞退し計3名)
月 額:7万円
c.2019年度助成事業
助成先:
千葉市美術館(3年継続の3年目)
内 容:「版画を通した東西交流の研究」
金 額: 400万円
慶應義塾大学 文学部教授 坂上貴之(3年継続の3年目)
内 容:「スキナー研究とスキナー著作集(翻訳)出版」
金 額: 150万円
音楽文献目録委員会(3年継続の3年目)
内 容:「『国際音楽文献目録RILM Abstracts』(ネット版)への日本の音楽文献データの送付」(出版助成)
金 額: 30万円
Uその他事業推進
a.2020年度外国人奨学生募集および選考
2020年度外国人奨学生選定人数:2名 男子1名、女子1名
課程別:大学院博士課程生2名
国地域別:中国1名、イラン1名
応 募:大学教授からの推薦による応募
応募総数:42名
書類合格者:11名
選定方法: 2020年2月1日 11名に最終面接を行い2名選定
奨学金:月額7万円
b.2020年度日本人奨学生募集および選考
2020年度日本人奨学生選定人数:4名 男子4名(補足:内1名が2020年4月に辞退し現在計3名)
課程別:大学院博士課程生 4名
応 募:大学教授からの推薦による応募
応募総数: 13名
書類合格者:12名
選考方法:2019年11月30日 12名に最終面接を行い4名選定
奨学金:月額7万円
c.2020年度助成事業の募集及び選考
2020年度助成事業:3件
応募総数:3件
書類選考通過:3件
選考方法:2019年11月30日 助成事業選考委員会にて3件選定
選定された助成先:
辻 槙一郎 東京藝術大学美術学部建築家教育研究助手(2年継続の1年目)
(補足:当初1年で50万円であった計画を2020年4月に入り新型コロナウイルスによる計画変更を余儀なくされ25万円を2年継続に計画を変更した)
内 容:「近代東京・大阪における劇場建築における劇場計画の変容過程に関する研究」
金 額: 25万円
竹田 恵子 早稲田大学招聘研究員(2年継続の1年目)
内 容:「美術大学における教育カリキュラム構築のための、ジェンダー/セクシュアリティ教育実態把握調査」
金 額: 70万円
永井 敦子 上智大学文学部教授(3年継続の1年目)
内 容:「日本のシュルレアリスム研究(『アンソロジー 日本のシュルレアスリム詩』)」
金 額: 40万円
d.外国人奨学生並びに日本人奨学生への生活指導および助言
毎月の生活報告(月例レポート)やメールでの相互連絡により奨学生の日常生活を掌握
月例会にて研究報告、生活に関する情報交換および懇談
OBへの近況確認・寄稿依頼、月例会への参加依頼
e.その他付帯する事業
1.
月例会の実施
4月より、3月まで毎月1回、月例会を実施。
毎回懇談の後、月1名の奨学生に自身の研究についての発表を行ってもらい、昼食を取りながら交流を深めた。
2. 月例通信配布
毎月10日発行
3. 役員会等の実施(理事会・評議員会)
理事会 第93回2019年6月14日
第94回2019年6月28日(代表理事選出)
第95回2020年3月30日
評議員会 第59回2019年6月28日
V 代表理事の職務執行報告
(1)奨学事業・助成事業の運営統括
日本人および外国人奨学生、助成事業の募集、書類選考を行ったうえ、選考会を開催した。選考会においては選考委員の先生方とともに最終選考を行った。
(2)自宅にて月例会を開き、奨学生や助成先の研究の進捗を確認した。奨学生に対しては奨学金を与えるにとどまらず、精神的なサポートを与えることにも努めた。
(3)月例通信を発行し、財団の活動を関係者に伝えた。
(4)認定式と懇親会を開催し、関係者の交流を図った。
(5)東京、千葉、京都を拠点に芸術文化施設を積極的に訪問し、芸術文化に関する情報収集に努めた。
(6)その他、財団の運営に関わる全ての業務を統括した。
事業報告の附属明細書に記載すべき事項はありません。