令和3年度事業報告書(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)
T事業の実施状況
a.令和3年度(34期生)外国人奨学金支給状況
外国人奨学生:3名 男子2名 女子1名(補足:当初3名選定されたが内1名が令和3年9月に辞退、また別の1名が令和3年10月に辞退した)
月額:7万円
b.令和3年度(8期)日本人奨学金支給状況
日本人奨学生:2名 男子1名 女子1名
月額:7万円
c.令和3年度助成事業
辻 槙一郎 東京藝術大学美術学部建築家教育研究助手
内容: 「近代東京・大阪における劇場建築における劇場計画の変容過程に関する研究」
金額: 辞退(25万円)(補足:2年継続の2年目。令和2年度25万円、令和3年度25万円の予定であったが、令和3年4月に入りコロナ禍により研究の継続を断念せざるを得ず令和3年度の助成金受給辞退の申し出があり、辞退。)
竹田 恵子 東京女子大学 女性学研究所 准教授
内容: 「美術大学における教育カリキュラム構築のための、ジェンダー/セクシュアリティ教育実態把握調査」
金額: 100万円(2年継続の2年目。令和2年度70万円、令和3年度100万円、2年間総額170万円)
永井 敦子 上智大学文学部教授
内容:「日本のシュルレアリスム研究(『アンソロジー 日本のシュルレアリスム詩』)」
金額: 25万円(3年継続の2年目。令和2年度40万円、令和3年度25万円、令和4年度45万円、3年間総額110万円)
Uその他事業推進
a.令和4年度外国人奨学生募集および選考
令和4年度外国人奨学生選定人数:2名 男子1名、女子1名
課程別:大学院博士課程生2名
国地域別:中国1名、モンゴル1名
応 募:大学教授からの推薦による応募
応募総数:40名
書類合格者:6名
選定方法: 令和4年2月5日 6名に最終面接を行い2名選定
奨学金:月額7万円
b.令和4年度日本人奨学生募集および選考
令和4年度日本人奨学生選定人数:2名 男子2名
課程別:大学院博士課程生 2名
応 募:大学教授からの推薦による応募
応募総数: 12名
書類合格者: 5名
選考方法:令和3年11月7日 5名に最終面接を行い2名選定
奨学金:月額7万円
c.令和4年度助成事業の募集及び選考
令和4年度助成事業:1件
応募総数:3件
書類選考通過:1件
選考方法:令和3年11月7日 助成事業選考委員会にて1件選定
選定された助成先:永井 敦子 上智大学文学部教授(3年継続の3年目)
内 容:「日本のシュルレアリスム研究(『アンソロジー 日本のシュルレアリスム詩』)」
金 額: 45万円
d.外国人奨学生並びに日本人奨学生への生活指導および助言
毎月の生活報告(月例レポート)やメールでの相互連絡により奨学生の日常生活を掌握
月例会にて研究報告、生活に関する情報交換および懇談
OBへの近況確認・寄稿依頼、月例会への参加依頼
e.その他付帯する事業
1.
月例会の実施
4月より、3月まで毎月1回、月例会を実施。
毎回懇談の後、月1名の奨学生に自身の研究について発表を行ってもらい、交流を深めた。
2. 月例通信配布
毎月10日発行
3. 役員会等の実施(理事会・評議員会)
理事会 第100回令和3年6月4日
第101回令和3年6月28日
第102回令和3年11月17日
第103回令和4年3月29日
評議員会 第62回令和3年6月28日
V 代表理事の職務執行報告
(1)奨学事業・助成事業の運営統括
日本人および外国人奨学生、助成事業の募集、書類選考を行ったうえ、選考会を開催した。選考会においては選考委員の先生方とともに最終選考を行った。
(2)月例会を開き、奨学生や助成先の研究の進捗を確認した。奨学生に対しては奨学金を与えるにとどまらず、精神的なサポートを与えることにも努めた。
(3)月例通信を発行し、財団の活動を関係者に伝えた。
(4)懇親会を開催し、関係者の交流を図った。
(5)芸術文化に関する情報収集に努めた。
(6)その他、財団の運営に関わる全ての業務を統括した。
事業報告の附属明細書に記載すべき事項はありません。